2014-01-01から1年間の記事一覧
一番気に言ったことば「自分で自分を観察するのをやめよう」 この本は一般向けの、社会不安に対する認知行動療法の本です。 150ページ程度の本で、社交不安障害の方でも程度が様々なので、対象は限られています。 認知再構成法の例にでてくるのが、「披露宴…
一番気に言ったことば「一度で100%完成した原稿を書こうとは思わないことが大切」 この本は心理学論文を書くための基本について書かれたものです。 修士論文を書くにあたって、あらためて基本を確認しようと思ったのと、 「おいしい論文のレシピ」という題名…
一番気に入ったことば「構造化問題解決法」 構造化問題解決法とは第一段階:問題点を明らかにする 第二段階:さまざまな解決方法を列挙する(ブレインストーミング) 第三段階:出てきた解決方法のそれぞれについてメリットとデメリットを評価する 第四段階…
一番気に入ったことば「当たり前のことを書く」 この本は、英作文対策によくある、高校の文法を1からおさらいしながらwritingの技術を高めていく本ではありません。 また、高校までに修得した単語、熟語などで幅広い表現方法を身につけるものでもありません…
一番気に入ったことば「意識の消滅」 もしも人間が合理的判断のみで種の存続を続けられるとしたら そこに個人の意志は必要ないだろう。 しかしはたしてそれは人間なのだろうか。 WatchMeはパノプティコンであり、病気の無い管理統制された社会は ミシェル・…
一番気に入ったことば「自分の心の状態に気づく」 著者が敢えて「ひきこもり」ではなく「閉じこもり」という言葉を使っているのかわからなかった。 僕がきちんと読めていないだけかもしれません。 この本はひきこもりの子どもを持つ親のために書かれた、ひき…
一番気に入ったことば「些細なことで心は不安に覆い尽くされたり、ときには取るに足らないことが幸福の断片を招き寄せてくれたりする」 殆どの人は幸福が大すきだ。 幸福とは個人的なものである。 だから、「私の幸福論」を語ればそれはエッセイでしかない。…
一番気に入ったことば「さまざまな仮説を立ててそれを一つずつ検証していく。その結果到達する全体像こそが「見立て」である。」 援助職では、記録の書き方も重要な能力の一つだと思います。 ただ、記録の書き方についてのスタンダードが議論されることが少…
一番気に入ったことば「ユーストレス/ディストレス」 ストレスは心身の健康に関して悪者扱いされているように思いますが 実際はやる気を高めたり、自分の能力を発揮するために必要な場合もあります。 そのような良いストレスをユーストレス、病気を誘発して…
一番気に入ったことば「気持ちを言葉に」 この本はひきこもりの子どもをもつ親御さん向けです。 簡単なひきこもりの説明があるのと、事例がいくつか載っています。 親の対応方法で「子どもに寄り添う」とか「コンプリメントを行う」というのは確かにそうなの…
一番気に入ったことば「親の状態と直面する困難」 「親の状態と直面する困難」(『ひきこもり支援者読本』p.112からの引用) (1)家族(親)の状態 ①自身を失っている(自己価値低下) ②親類・地域・友人から孤立している(社会的孤立) ③自分に対する評価…
大学院に入ってからどれくらいの本を読んだか気になって数えてみました。 結果は76冊 …少ないなぁ ちなみに臨床心理学(とその研究)に関する本はその中の54冊でした。 約7割が臨床心理に関する本であります。 臨床心理も面白いんだけど、どうでもいい…
一番気に入ったことば「生きるために死んでいた子ども時代」 この本は、ひきこもりの基礎知識、支援団体のルポ、体験者の証言、専門家(?)の支援プラン、他にひきこもりの相談窓口や支援団体・児童相談所のデータと関連書籍の案内が載っています。 僕にと…
一番気に入ったことば「個人のオプティミズム傾向が健康の問題に深く関わっている」 認知行動療法の入門書という位置づけです。 あまり目新しい発見が無かったです。 それは僕が認知行動療法について基本的なことを理解しているから、ということですかね。 …
一番気に入ったことば「家庭内暴力の背後にある感情は「憎しみ」ではなく「悲しみ」なのです。」 臨床活動でひきこもり事例に携わることになったので、「ひきこもり」の入門書として読んでみました。 わかりやすくまとめられているし、ひきこもり事例に数多…
一番気に入ったことば「群指数」 WAIS(成人用知能検査)の学習と解釈のために用いました。 臨床事例も載っていてかなり役に立ちました。 しかし自分の手元に置いておきたいのに全然売っていない。(図書館で借りた) 是非増刷をお願いしたい。 日本版WAIS‐I…
一番気に入ったことば「セラピーとは、人が悩みや苦痛のために失ってしまった希望や可能性の感覚と再びつながることを援助するものです。」 臨床心理学を学ぶセラピストは、基本的姿勢として、自らを理解し、クライエントに肯定的配慮をしたり、クライエント…
一番気に入ったことば「フィードバックの予行練習をする」 臨床心理士は、各種心理検査を行う技術に加え、その検査結果をわかりやすく被検査者や関係者に報告する能力も問われます。 この本は、翻訳書なので、日本で扱われていない検査や日本には存在しない…
一番気に入ったことば「次元モデル」 「アナログ研究」って、コスト面や倫理面を鑑みると臨床群の研究がしにくい場合に行うものでしょ …と考えていた自分が恥ずかしい この本には実に興味深いアナログ研究のレビューが沢山載っています。 自分がいかに臨床心…
一番気に入ったことば「Meタイプ/Weタイプ」 臨床心理面接に使えるヒントがあるのではと思い読んでみました。 コールドリーディングの技術をそのまま臨床心理面接に導入することはできないけれど クライエントの外見から性格を推察する視点や(MeタイプかWeタ…
一番気に入ったことば「自己報告のデータを得る際には、程度の大小を回答してもらうよりも、頻度を回答してもらった方が、測定誤差を減らすことができる。」 修論では、これまで行ってきた実験室実験による研究ではなく、調査研究を行っていく計画なので、 …
一番気に入ったことば「文型は訳すときの「てにをは」を自動的に決めてくれる」 著者の既刊本である『超英文解釈マニュアル』と『超英文解釈マニュアル2』は、大学受験の際にお世話になりました。 それらの本を読んだ後、英文読解のレベルがぐんと上がった…
一番気に入ったことば「問題を明確化する」 僕の面接のためのバイブルになりました。 特にインテークでの情報収集に必要な考え方の多くをこの本に学びました。 また、認知行動療法におけるクライエント理解や共感の方法、アセスメントを行いながらクライエン…
一番気に入ったことば「発達的側面だけでなく個性的側面も読み取ることも必要」 K式発達検査の勉強のために読んでみました。 ですがこの本は、発達相談とは何か、発達検査での見立ての方法、心理所見のまとめかた、保護者や関係者への結果の伝え方、など 発…
一番気に入ったことば「別の病気と併存することが多い」 代表的なうつ病の合併症には不安障害、摂食障害、境界性パーソナリティ障害、解離性障害、適応障害があります。 うつ病の患者の90%以上が不安を感じているとされており、不安とうつは関係が深いこと…
一番気に入ったことば「プレシジョングリップ(精密把握)」 久しぶりに鈴木先生の講義を聞いているような感覚になりました。 人間の心の特殊性を進化と、他の動物との比較から説明する、いわゆる「進化心理学」や「比較心理学」への興味は鈴木先生によって開…
一番気に入ったことば「オキシトシン」 母親の、あるいは養育者の養育態度が子どもの成長に大きく影響することは確かだ。 ただ、この本では母親の養育態度が子どもの精神疾患の根源のように捉えられてしまう危険がある。 もちろん見逃されがちな、心的虐待や…
一番気に入ったことば「思い込みにこだわらず、違う視点に立ってみる」 一般の人が社会不安障害について知るには必要十分な本だと思います。 ただ、専門家が不安障害を知るうえでは「すべてがわかる」わけではありません 社会生活を行っていて、1対1、あるい…
一番気に入ったことば「パーソナリティを変えようとしない」 パーソナリティ障害とは、ものの捉え方や考え方に偏りがあり、社会的な生活に不適応を起こしており、本人あるいは近しい人が生活に困難さを抱えている場合に診断されます。 統計的な診断マニュア…
一番気に入ったことば「「私自身の価値」は他人が決めていいことではない」 著者が医学畑の人だったので、「見た目が気になる」ということについて 医学的な知見が得られると思って読んでみました。 また、著者は対人関係療法についても造詣が深いようだった…