本日読了[409冊目]ビルオハンロン・サンディビードル[著]宮田敬一・白井幸子[訳]『可能性療法』☆☆☆☆

一番気に入ったことば「セラピーとは、人が悩みや苦痛のために失ってしまった希望や可能性の感覚と再びつながることを援助するものです。」



臨床心理学を学ぶセラピストは、基本的姿勢として、自らを理解し、クライエントに肯定的配慮をしたり、クライエントを受容したり、クライエントに共感的に関わることを目指します。


僕はロジャーズ派ではありませんが、心理臨床活動の基本として「治療によるパーソナリティ変容の必要・十分条件」は大きな意味を持っています。


この本はロジャーズ派のクライエントへの関わり方のアドバンスバージョンという位置づけですが、


クライエントセンタードセラピーやブリーフセラピーにみられる技法について、


具体的なやりとりを通して説明をしています。


クライエントを受容するに(クライエントが受容されたと感じる)にはどのような言葉を使うのか


あるいは目標を明確にしていくためには、クライエントの認知にアプローチしていくための言葉がけとは


具体的で分かりやすい表現が多く、あらためてどのような意味づけをして言葉を選択していくかについて学びました。


ただ、実務経験が無いと捉えにくいので、一般の人や初学者が読んでも理解できない本であるため、
対象となる読者は限られていると思います。


可能性療法―効果的なブリーフ・セラピーのための51の方法

可能性療法―効果的なブリーフ・セラピーのための51の方法