たいやきさんは本を読む

臨床心理士・公認心理師の読書ブログ

本日読了[405冊目]石丸径一郎『調査研究の方法』 ☆☆☆☆

一番気に入ったことば「自己報告のデータを得る際には、程度の大小を回答してもらうよりも、頻度を回答してもらった方が、測定誤差を減らすことができる。」


修論では、これまで行ってきた実験室実験による研究ではなく、調査研究を行っていく計画なので、


あらためて調査研究について学んでみました。


これまでも、研究法については学んできたので


半分以上既知の内容でしたが


この本で新たに知った内容もあります。忘れていただけかもしれませんが


初学者を意識しながら記述してあるためわかり易く、調査研究のための一連の流れが掴めます。


この本で特に参考になったのは、さまざまな面接調査や質問紙についての記載があること


文献の整理の仕方、わかりやすい質問紙の作成方法、データ入力の際にミスを減らす方法


といったところですかね。


さらに学習を進めるための参考文献も載っていたので、気になる本に目を通しておきたいと思います。




調査研究の方法 (臨床心理学研究法)

調査研究の方法 (臨床心理学研究法)