たいやきさんは本を読む

臨床心理士・公認心理師の読書ブログ

2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

たんじょうびものろーぐ

11月1日は僕の誕生日です。 今日家庭教師の仕事に行ったら生徒さんにプレゼントを貰いました。 物自体はそんなに高価なものじゃないけど、その気持ちには大きな意味を感じます。 個人的に誕生日は必然的な死に向かっていることを実感する悲しい日であり、…

今日の心理学用語14「古典的条件付け」

「古典的条件付け」 (Classical conditioning) 「レスポンデント条件付け、パブロフ型条件付けともよばれる。パブロフの犬は広く知られている。このパブロフの犬の唾液条件付けの実験から説明すると、条件刺激(メトロノームのような唾液分泌反応を生じさせ…

かていものろーぐ

ウチの課程には哲学、心理学、社会学があり、3年次からコースが決まります。 どれも近似的な学問分野であるから同じ課程に属しているはずですが、僕は社会学だけはほとんど興味がわきません。 社会心理学に限定するなら面白そうだけど、社会学は哲学や心理…

こころざしものろーぐ

今日の嫌いな言葉「いのちを大切にしましょう。」 命を賭して己の信念を貫くことや、自分の命を犠牲にして人を助けるような行為を否定することになる言葉だ。 生きながらえることを至上としない人々によって、どれだけの歴史が作られてきただろう。 いのちを…

本日読了[160冊目]池谷裕二『進化しすぎた脳 中高生と語る[大脳生理学]の最前線』☆☆☆☆

一番気に入ったことば「上丘で見ているものは意識の上には表れない。」 この本は大脳生理学について一般に脳科学や心理学に興味のある人のために解り易く書かれています。 著者がニューヨークで高校生向けに行った講義が元になっているらしいです。 難しいこ…

ふぜいものろーぐ

窓を開けて鍋と共に日本酒を味わう。 薄暗闇に星も月も見えず、ただ少し冷たい風が部屋の中に入ってくる。 語り合う人がいた彼の日の星と月を想い、虫の声に耳を傾ける。 このような贅沢が他にあるだろうか。

かんとものろーぐ

哲学書の中でもカントは難解と言われますが、授業で今、ドイツ語の原著で部分的に触れています。 先生の解説はとてもわかり易くて面白そうなのですが、三大批判書、読むべきだろうか。 今日は『実践力批判』の結語を読んだけど、まるで詩のように繊細な感じ…

だいがくものろーぐ

僕からみたらみんなすごい人ばかり。 社会に適応する能力の高い賢い人。(寂しい気分) 知識が豊富で多趣味な人。(羨ましい) 稀にバカなくらい一生懸命な人。(カッコイイ) 娯楽や快楽に従順な人(人間って素晴らしい?) 僕にはどれもない。(何もない)…

本日読了[159冊目]田中克彦『ことばと国家』☆☆☆☆

一番気に入ったことば「文法の知識は、それが母語であるばあい、いい文章を書くための助けになるどころか、実際の使用をだめにする。」 今期言語学系の講義を取ったのですが、そこの先生のお勧めで読んでみました。Y先生は言語が専門じゃないみたいだけど。…

ぐちものろーぐ

三足のわらじを履くと歩きにくい。 専門の心理学は当然のこと、興味本位で学んでいる哲学もドイツ語も専攻している人たちに勝りたい。 どれもちょっと勉強が遅れ気味な気がする。 他の学生はみんなスゴイ。サークルや恋愛なんかを楽しみながら難解な学問を涼…

昨日読了[158冊目]イアン・ディアリ/繁桝算男(訳)『知能』☆☆☆

一番気に入ったことば「知能は伸ばすことができる」 この本は知能研究に関するものをざっくり紹介した本です。 さらに詳しく知るための論文や本が多数紹介されているので、大学なんかで専攻する分野に関連があれば役に立つが、読み物としては無味乾燥として…

本日読了[157冊目]カフカ/高橋義孝(訳)『変身』☆☆☆☆

一番気に入ったことば「これはいったいどうしたことだ」 一番混乱してしまいそうなグレーゴル自身は冷静で、周りの人々が我を失っていく。 思いやりも伝わらなければ意味がない。 家族や恋人との関係に愛を感じていたとしても、あるときそれは突然失われてし…

昨日読了[156冊目]大塚滋『食の文化史』☆☆☆

一番気に入ったことば「遊牧民は農耕民族を蔑視していたため、農耕民族の家畜である豚を蔑視するようになった、といわれる。」 肉や魚、麺やパン、バターやおせちなど、数種類の食についての雑学的な内容の本です。 一つ一つが掘り下げる価値のあるテーマに…

今日の心理学用語13「偏見」

「偏見」 (prefudice) 「特定の集団に対する否定的な感情と認知のこと。否定的な態度での行動に意味を限定したものは差別という。ステレオタイプというと否定的な感情と認知だけでなく、肯定的な感情と認知をも含む。偏見の形成として考えられるのは、偏見を…

うそのものろーぐ

悲しい気分を露呈しようと思ったけどやめた。

本日読了[155冊目]魯迅/竹内好(訳)『阿Q正伝・狂人日記 他十二篇(吶喊)』☆☆

一番気に入ったことば「ふわり精神」 どうも話が入ってこなかった。 中国語読みの名前に馴染めないのと、描かれる社会的背景に興味が持てないからだと思う。 泥にまみれ、土埃の匂いがする。洗練された美しさとは程遠い感覚。 せめて夢の中だけでは美しいも…

本日読了[154冊目]野村美月『〝文学少女〟と死にたがりの道化』☆☆☆☆☆

一番気に入ったことば「ギャリコの物語は冬の香りがするわ。」 漫画(GC)の方を先に読んでいて面白かったのと、「文学少女」という言葉と、絵で購入。 面白い。適度に謎が提示され、『人間失格』の引用に謎解きをミスリードされました。 物語の先が気にな…

本日読了[153冊目]松岡正剛『多読術』☆☆☆☆

一番気に入ったことば「音読から黙読への変化」 この本からは著者の読書好きな様子が伝わってきます。 多読術という題名から、教示を与える本かと思いきや、「僕は読書を楽しんでます」という本でした。 肩肘張らずに好きなものを気楽に読むことや、本は毒に…

へでっくものろーぐ

昨日の朝から頭痛が消えない… 原因を探ってみたものの想像の域をでない。 休み明けに生存が確認できないときは腐敗しないうちに見つけてあげてください。

奇跡のものろーぐ

今日高校の後輩の知り合いで、話を聞いていただけの同大学の人に会いました。 その人はなかなかに苦労人らしくて、後輩の話が印象的だったと、ある芸能人と同姓同名というのもあって名前を覚えていて。 まぁ学部学年が違うらしいので、教養科目で名前を紹介…

今日の心理学用語12「機能的自律性」

機能的自律性 (Functionalautonomy) 「動機づけに関する概念で、生得的な(一次的欲求)を満たすための手段として用いられた事物や行動が、発達過程で自律的なものへと変化し、そのもの自体が欲求の対象となること。例えば、新生児にとって母親の存在は生命…

だいえっとものろーぐ

EMSマシンとやらを購入してみました。 一日目はおそるおそる…(レベル1) 二日目は気持ちいいかも…(レベル3) 三日目はちょっと物足りなくなりレベル5に!(10段階) 四日目。おお!筋肉痛になった! 効いてるみたい。 お酒を飲むのを10月からは…

本日読了[152冊目]産経新聞「新・赤ちゃん学」取材班『ここまできた新常識 赤ちゃん学を知っていますか?』☆☆☆☆

一番気に入ったことば「言語は思考(考え方)そのもの」 哲学的には言語と思考にはやや隔たりがあると思うけど…。うーむ(ー_ー) この本は最近の赤ちゃん研究において、脳や身体の発達について書かれたものです。 赤ちゃんのうちから外国語を学ばせるべきか、…

やる気なしものろーぐ

季節の変わり目に体調をくずし易い僕。 くしゃみ鼻水身体のダルさでこの二日何もできなかった… なんか熱もあるような… 漫画を読んだりテレビをだらだら視る。 授業の予習をしたかったんだけどなぁー。 体調管理ってどうやればいいんだろ?

本日読了[151冊目]山口真実『赤ちゃんは世界をどうみているのか』☆☆☆☆

一番気に入ったことば「環境からの影響を順次取り入れることにより、見る機能は完成する。」 この本は知覚と脳の発達について書かれたものです。 赤ちゃんの脳が発達していく過程には、外界からの視覚情報が影響しているといいます。 なんとなくそうかなと思…