一番気に入ったことば「気持ちを言葉に」
この本はひきこもりの子どもをもつ親御さん向けです。
簡単なひきこもりの説明があるのと、事例がいくつか載っています。
親の対応方法で「子どもに寄り添う」とか「コンプリメントを行う」というのは確かにそうなのですが
「いい」という言葉掛けをするというのは、状況や場合によってはまずいですねー。
この「いい」という言葉は承認として受け入れられるばかりでなく、場合によっては評価になったり、
妥協や諦念の気持ちを表すこともあります。皮肉と受け取られることもあります。
きっと著者は子どものありのままを受け入れる(受容)とか、否定しないことを強調したかったのだろうけれど、
そういう説明が不十分で、読者に誤解されて伝わる恐れがあります。
- 作者: 蔵本信比古
- 出版社/メーカー: 金剛出版
- 発売日: 2001/09/01
- メディア: 単行本
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