たいやきさんは本を読む

臨床心理士・公認心理師の読書ブログ

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

(559冊目)湯汲英史『0歳~6歳子どもの社会性の発達と保育の本』☆

一番気に入ったことば「大人の指示は難しすぎ?」 乳幼児期の社会性の発達をしっかり学びたいと思い購入し読みましたが、読了後残念な気分になりました。 …というのは、愛着や自我、ことばの発達過程表、定型発達の子がおおよそ〇歳でこういうことを理解する…

(558冊目)小西行郎『子どもの心の発達がわかる本』☆☆☆

一番気に入ったことば「母親が子どもの性格に与える影響はどのくらい?→10%くらいです。」 心の発達について学習したくて買った本ですが、あくまで乳幼児期の子どもをもつ親御さん、一般向けの本で、それほど深い学びは無かったです。 一部新たな知識を学べ…

(557冊目)池谷裕二『パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学』☆☆☆☆☆

一番気に入ったことば「世間で言う「よい子」とは、実のところ「親にとって都合がよい子」、あるいは「大人が扱いやすい子」を指すことが多いようです。」 著者の子育てエッセイ+脳科学・心理学の知見が学べる。 所々に見える著者の親バカぶりがほほえましい…

(556冊目)AYURA『大きな字でわかりやすいパソコン入門ウィンドウズ10対応版』☆☆☆

一番気に入ったことば「おすすめショートカットキー」 パソコンの使い方について家庭教師をしています。 この本はその指導の為に一通り読みました。 …といっても99%知っている内容だったので文章は殆ど飛ばし読みでしたが。 飛ばし読みしながら、生徒さんに…

(555冊目)中室牧子『「学力」の経済学』☆☆☆☆

一番気に入った言葉「むやみやたらに子どもをほめると、実力の伴わないナルシストを育てることになりかねません。」 この本では、科学的研究に基づく知見を教育に役立てようと主張しています。 私もこの立場に賛成です。 日本の教育に関しては素人判断や経験…

(554冊目)D・シルヴァ、M・トーナー(著)、辻井正次、鈴木勝昭(監訳)『ADHD支援ガイドブック』☆☆☆☆

一番気に入ったことば「子どもとの強い結びつきを作りましょう」 この本の正式名称は、『子どもが楽しく元気になるための、ADHD支援ガイドブック、親と教師が知っておきたい9つのヒント』です。 私の事業所にもADHDの症状を呈する子がいます。 この本は、「…