たいやきさんは本を読む

臨床心理士・公認心理師の読書ブログ

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

友田明美『子どもの脳を傷つける親たち』☆☆☆☆☆

一番気に入ったことば「両親間の身体的な暴力を目撃したときよりも、言葉の暴力に接したときのほうが、脳へのダメージが大きい」 この本は、4月に予定している社内研修(僕の所属している事業所が担当)の参考図書として読んでみました。 内容は、虐待、マル…

読了[463冊目]小栗正幸(監修)『行為障害と非行のことがわかる本』☆☆☆

一番気に入ったことば「子どもの特性と育つ環境が影響しあう」 この本は、私が関わる子どもに反抗挑発症が疑われる(診断はついてない)方がいて、その方の理解を進めるために読んでみました。 やや私の希望する(反抗挑発症の)内容とは違ったのですが、「…

佐久間徹『広汎性発達障害児への応用行動分析(フリーオペラント法)』☆☆☆

一番気に入ったことば「フリーオペラント法」 著者も本文で言及している通り、この本は応用行動分析や臨床心理学を学ぼうとする学生向けの本です。 この本は著者のこれまでの研究や実体験以上に、行政、医療、福祉の分野・施設についての批判が強く主張され…