たいやきさんは本を読む

臨床心理士・公認心理師の読書ブログ

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

読了[467冊目]能登谷晶子・編『ことばの障害と相談室』☆☆☆☆

一番気に入ったことば「ことばの発達」この本は、ことばの障害の専門家、あるいはそれを必要とする保護者向けに書かれた本です。 たったの80ページ程の本ですが、なるほどと思える学問的な知識が詰まっています。 発語や構音、吃音等ことばの問題に取り組…

昨日読了[466冊目]神田冨士子『どうする?1,2歳の噛みつき・ひっかき』☆☆☆

一番気に入ったことば「噛みつきやひっかきの問題が起こるのは、たいてい、戸外遊びが不足しているときです。」 利用者の子どもの噛みつき、ひっかき(抓り)対応のため読んでみました。 この本は基本定型発達の子を想定して書かれているため、私が苦慮して…

昨日読了[465冊目]市川宜伸編著『発達障害の「本当の理解」とは』‐医学、心理、教育、当事者、それぞれの視点☆☆☆

一番気に入ったことば「発達障害はあってはならないものではなく、一つの特性と見ることができるもの」 この本は、ASDを中心に、医学、心理学、教育学、福祉、当事者など様々な分野の方々が自らの、あるいは学術的な視点で執筆されたものです。 薄い本の割に…