たいやきさんは本を読む

臨床心理士・公認心理師の読書ブログ

2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

昨日読了[353冊目]福井至・貝谷久宜(監修)『図解 やさしくわかる認知行動療法』☆☆☆☆☆

一番気に入ったことば「適応的認知」 ネガティブ・シンキングではなく、ポジティブ・シンキングでもなく、適応的認知が大切。 客観的な思考をすることで、自分にとって辛くないし対人関係でも適切な対処ができるようになる、かもしれない。 この本は軽度のう…

本日読了[352冊目]山北篤・佐藤俊之(監修)『悪魔事典』☆☆☆☆☆

一番気に入ったことば「悪魔は、どこからきたのか。端的にいえば、人間の心の中から現れたもの、それが悪魔だ。」 読み始めて、気付いたら朝になっていた(@_@;)暇つぶしにも程があるw ゲームが好きな僕は、そこに出てくる悪魔の出典を知るのが楽しい♪ この…

本日読了[351冊目]浜田寿美男『心はなぜ不自由なのか』☆☆☆☆☆

一番気に入ったことば「神の視点」 私たちは自由に選択しているようであっても、無意識に拘束され、選択が狭められていることがあります。 筆者は取調室で、無実であっても自白してしまう心理メカニズムに心の不自由さを見出します。 また、個人の経験や社会…

本日読了[350冊目]小林重雄(監修)山本淳一・加藤哲文(編著)『応用行動分析学入門 障害児者のコミュニケーション行動の実現を目指す』☆☆☆☆

一番気に入ったことば「機能的分析」 この本は障がいをもつお子さんの支援を中心に、応用行動分析学の理論と指導の技法、ならびに事例研究を扱ったものです。 学習心理学をある程度学部で学んだ人なら応用行動分析学の考え方はすんなり理解できると思います…