2013-01-01から1年間の記事一覧
一番気に入ったことば「「とにかく枠を越えることを全て禁止する」、というのはセラピストの手抜きです」 この本で特に役立ったのは、2章のプレイセラピーと、5章のスーパーヴィジョンについてです。 プレイセラピーは一見ただ子どもと遊んでるだけに見えて…
一番気に入ったことば「DMCT(Dream Mediated Cognitive Therapy)」 この本では、夢に関する研究から、人がなぜ夢を見るのか、あるいは夢を見やすい人の性格など、 夢と睡眠についての心理学についてとてもわかり易く書かれています。 心理学というと、フロイ…
一番気に入ったことば「今まで自分が大事にしていた内面の葛藤を丁寧に扱い、イメージを展開させていくような新療法の手法だけでは太刀打ちできないことが増えているのを痛感するのだ。」 「フツー」「別に」「微妙」「やばい」など、現代の若者がよく使う言…
一番気に入ったことば「教師の期待効果」 この本は、教育社会心理学、とりわけ学校の先生のために書かれた本です。 「学級集団心理学」という講義のテキストとして用いているものです。 この講義もテキストも教師向けなので、かなりアウェーな感じで講義を聞…
皆さまありがとうございます!!!(^^♪ まったくの主観的で個人的な読書ブログを読んでくださって、 少しでも興味の湧いた本や、僕と共感していただける部分があれば幸いです。 結局学部で年間100冊読めたのは1、2年の時だけだったのですが… これからはゆっ…
一番気に入ったことば「沈黙に対する一つの方法」 現在カウンセリング技術を学んでます。 実習担当の先生が河合隼雄のお弟子さんということで勧められた一冊です。 傾聴、記録について、守秘義務、沈黙、ロールプレイ、自己実現(個性化)、技術と態度、共感、…
一番気に入ったことば「貧困ビジネス」 様々な状態の貧困層について、意図的かそうでないかは別として、貧困層を主なターゲットとして行われるビジネスについて解り易くまとめた本です。 特定の社会問題については深く言及せず、貧困層を対象にしたビジネス…
一番気に入ったことば「サイコマンティウム(故人との内心対話)療法」 この本は8(9)名の著者が、いのち教育、あるいはDeath Educationや死の準備教育などと呼ばれる死生観についての教育の現状と教育論を述べたものです。 副題に日本と世界とあるけれど、日本…
報告が遅れましたが、この4月から臨床心理学を本格的に学ぶため、大学院に進学しました。 少し移動して、同県のJ大学に進学しました。田園と山に囲まれ、自然豊かな地域です。 学部での目標である年間100冊、計400冊が達成できなかったので(T_T)、修士課程の…
一番気に入ったことば「天性の心理学者」 意識についての研究を噛み砕き解りやすく表現した本です。 少し噛み砕き過ぎて、哲学的、研究的背景が薄く、ふわふわとした印象を受けました。 学術書ではなく、一般書であればまぁ、こんなもんかな。 もともとテレ…
一番気に入ったことば「歴史は、異なる人びとによって異なる経路をたどったが、それは、人びとのおかれた環境の差異によるものであって、人びとの生物学的な差異によるものではない」 ものすごく内容の濃い本です。 歴史、環境というマクロの視点から、民族…
一番気に入ったことば「これまで経験したどんなセックスよりも甘美で、どんなスポーツよりも爽快で、そしてどんな芸術よりも心震える体験だった。」 妻が失踪した教師と、妻を殺された刑事が真相を追って、宗教団体「救いの御手」を探っていきます。 少しず…
一番気に入ったことば「「近親相姦」(…)欧米では父と娘の間で起こりやすいけれど、日本では母と息子という組み合わせが圧倒的らしい。」 さらさら読めます。 途中DSMによる各精神障害の診断基準の抜粋も載っています。 若者に対するラベリングがなぜ起こ…
すごく考えさせられる映画でした。 親が子どもを愛する気持ちとはどのようなものか。 僕自身、産みの親と育ての親が異なります。僕の場合育ての親は祖母であり、全くの他人ではないのですが。 子どもと親の愛情はお互いのコミュニケーションの中で育まれるも…
一番気に入ったことば「自己責任論」 貧困問題や経済格差問題を児童福祉司の視点から論じた本です。 量的データを元に貧困と子どもの学力の相関、ならびに貧困と子どもの心身の健康問題の相関を示しています。 全体を通して丁寧に論を進めている印象でした。…
一番気に入ったことば「お金あるいはお金の払い方にクライエントそれぞれの面接あるいは面接者への空想、転移が示されているということが分かる」 学部一年生のときに購入し、部分的に読んでほったらかしにしていたものをあらためて通読してみました。 テキ…
①アヒルと鴨のコインロッカー 話の展開だけで見せる映画。原作を読んでないので、共通点や相違点もわからないので、一体何を見せたかったのか理解できませんでした。見どころはいろいろ突拍子もないところでしょうか。 ②ベンジャミン・バトン 数奇な人生 ス…
ストーリー性やインパクトはあまり無く、美しい南国の風景と田舎のノスタルジーが感じられる映画です。 ジャンルはラブストーリーなのですが、恋愛や純愛というよりも、他者に対する思いやりや優しさを感じる作品です。 5年ほど前に別れた彼女を思い出しまし…
一番気に入ったことば「特殊飢餓」 動機づけに関する教科書として使用できる本です。 基本的(ホメオスタシス性)欲求、性欲求、情動性欲求、内因性欲求、対人的欲求、社会的(心因性)欲求、二次的欲求、そして欲求と葛藤について書かれています。 1973年に出版…
リアルに不安になる状況に不快感。 多くの批評家がこの映画のテーマの「言葉の乖離と齟齬」に着目します。 確かに、異国での言葉の違いや、あるいは聾唖者をモチーフとしたコミュニケーションの差異など、それらを強調する場面が多々あります。 バベルという…
映画好きの友人が面白かったと言っていたので視てみました。 映画上映当時結構周囲での評判が良く、その友人も感化されてそのようなことを言っていたのかな位にしか思ってませんでした。 最近、湊かなえ作品が本屋で紹介されていたのをきっかけに上記のこと…
一番気に入ったことば「戦略的技法」 家族療法を少し深く学ぶために読んでみました。 すごくわかり易い本です。 第一部では家族療法の理論や技法など、教科書的な記述。 第二部では数名の心理療法家の、異なる家族療法理論に基づく事例報告。 家族療法は、家…
一番気に入ったことば「エサ出し法、引っ掛け法、我田引水法」 この本は志望理由書編4章と、面接対策編3章に加え、隠し資料編2章という構成です。 志望理由書編第1章は、志望理由書とは何かから始まり、志望動機や問題意識など志望理由書に書かなくては…
一番気に入ったことば「ヌース原因説」 この本の構成は「第一部:心理英語編」「第二部:心理専門編」にわかれています。 第一部は14問中10問が英文和訳問題。他は用語穴埋め問題が2問、英文の内容を問う問題が1問、和文英訳問題が1問。 英文読解の解説も少…
一番気に入ったことば「おや〔〕、川へはいっちゃいけないったら」 あるとき地主のオツベルの所に象がきます。 オツベルは自分のために象をうまくだまして沢山働かせます。 象ははじめ威勢よく働きます。しかしだんだん弱っていきます。 象は月の助言と赤衣…
一番気に入ったことば「このなかでいちばんばかで、めちゃくちゃで、まるでなっていないようなのが、いちばんえらい」 ある土曜日の夕方、主人公の一郎のもとに山ねこから手紙が届きます。 裁判をするから来てくださいという内容でした。 一郎は山ねこに会い…
一番気に入ったことば「なまこももしできますならおゆるしをねがいとうぞんじます。」 以前に童話集で読んだことがあるのですが、あらためて読んでみました。 チュンセ童子とポウセ童子という双子の星が、出てきます。 大ガラスとサソリが現れ、喧嘩をして大…