本日読了[331冊目]野林靖夫監修『大学編入・大学院 志望理由書・面接対策』☆☆☆☆

一番気に入ったことば「エサ出し法、引っ掛け法、我田引水法」



この本は志望理由書編4章と、面接対策編3章に加え、隠し資料編2章という構成です。


志望理由書編第1章は、志望理由書とは何かから始まり、志望動機や問題意識など志望理由書に書かなくてはいけないこと、そして書いてはいけないこと、加えて評価者が何を見ているのかについても書かれています。


第2章では、Q&Aパネル法という方法を用いて実際に志望理由書を書く方法について。


これは必要事項を質問形式にして、それを文章に書き起こしていく方法です。これをやっておくと、面接対策にもなると思います。


第3章では、指定字数に対して、文章を増やしたり減らしたりする方法。


これは字数指定のあるレポートを大学で沢山書いてきた人なら問題ないと思いますが、取り敢えず書いてみて、文章のどこを削るべきか、どうやって文章を追加するかに悩む人は役に立つのではないでしょうか。


第4章は、志望理由書の実例と講評です。


13本の例を用いて、①志望動機、目的・問題意識、入学後の希望、志望校決定の理由、卒業後の抱負の5つの記述割合とそれらの要点と、講評を通して各志望理由書の得点とタイプを示しています。


この本によると、志望理由書のタイプは、理論・検討型、現状分析型、システム開発・治療法開発型、問題解決型、学び・資格型の5つにわかれるそうです。


面接編第1章では、面接の基本と、よくある質問、また面接のジンクスの真偽について。


第2章では、「見せかけテク」として、基本的マナーを述べています。


ここに書いてあることは常識ある大人であれば当たり前のことですが、まったく面接の経験をしてこなかった学生には悩みどころなのでしょう。


第3章は口述面接ライブとして、実際の面接がどのような流れで進むのかの1例を記述し、イメージトレーニングができるようになっています。


隠し資料編では、第1章で志望理由書と面接でのテクニック、「エサ出し法」、「引っ掛け法」、「我田引水法」を説明し、第2章では、分野ごとの学問の定義、関連事項、代表的な学者とその理論、そしてどのような講座があるかに加え、推薦学習図書が書かれています。


これは同じ学部の大学院に進む人にとっては当然の知識ですが、編入する人や、自分の所属学部と異なる大学院に進む人にとっては有難いのではないでしょうか。


全体的には基本的なことばかりなのですが、やはりしっかりと基本を押さえることが大切です。


丁寧な作りで、問題を類型に分けて解り易く説明している所に好感が持てました。


編入や大学院進学を目指している人は是非一度目を通してほしいと思う良書です。



大学編入・大学院これで決まり!志望理由書・面接対策

大学編入・大学院これで決まり!志望理由書・面接対策

  • 作者: 野林靖夫,進研アカデミーグラデュエート大学部
  • 出版社/メーカー: オクムラ書店
  • 発売日: 2007/06/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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