たいやきさんは本を読む

臨床心理士・公認心理師の読書ブログ

(578冊目)モーガン・ハウセル、児島修(訳)『サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット』☆☆☆☆

一番気に入ったことば「あらゆる計画の中でもっとも重要なのは、計画通りに進まない可能性を踏まえて計画すること」

 

この本は、投資の勉強のために基本的なことを学んでおきたいのと、「お金の心理学」という題名に惹かれ読んでみました。

 

名言多数、けど、改めて考えるとそれは当たり前の事だったりもする。他の名言は以下↓

 

・常に良い判断をする人はいない

・お金が人生にもたらす最大の価値は「自由」

・真の富とは目に見えないものだ

・「ウェルス」と「リッチ」はまったくの別物

・朝起きて、世の中を悪くしてやろうと一日を始める人はめったにいない。人はたい 

  てい、世の中を良くしようと一日を始める

・成長とは長い時間をかけて実現される

・物事がうまくいっているときには慎重に、うまくいかないときには寛容に

・「この方法で投資をすれば、私は安心して眠れるだろうか?」と自問すること

・成功のために必要な代償を見極め、それを支払う準備をする

・「誤りの余地」を何よりも大切にする

・多様な意見を認める

 

…そしてこの本が魅力的なのは、お金のことを中心に据えながら、人生についても語っているところ。

 

・私はあなたに具体的なアドバイスをするつもりはない。普遍的な真理を教えたいのだ