すごく考えさせられる映画でした。
親が子どもを愛する気持ちとはどのようなものか。
僕自身、産みの親と育ての親が異なります。僕の場合育ての親は祖母であり、全くの他人ではないのですが。
子どもと親の愛情はお互いのコミュニケーションの中で育まれるものです。
幼少期に母子の相互関係が育まれなかった場合、親の方は理想や想像でしか自分の子どもを捉えられなくなってしまうのではないでしょうか。
もちろん子どもの方も親に過剰な理想を持ってしまう可能性が高い。
個人の性格も関係していると思いますが、僕の産みの親は子どもに対する愛情が社会規範を元にしている簡素なものでしかない、と常々感じられます。
親子の親密性は血のつながりだけでは成り立たないのです。
そして、幼少期に感じた愛情は決して忘れられることなく、個人のパーソナリティの一部を形成するようです。
映画としては、音楽のチョイスが僕の感性とずれていて途中で置き去りにされたのが残念ですが、その他の構成や役者の演技等に関しては素晴らしかったです。
余談ですが、永作博美の美しさにも魅了されてしまいました(*^_^*)
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