本日読了[336冊目]斎藤環『思春期ポストモダン 成熟はいかにして可能か』☆☆☆

一番気に入ったことば「「近親相姦」(…)欧米では父と娘の間で起こりやすいけれど、日本では母と息子という組み合わせが圧倒的らしい。」



さらさら読めます。


途中DSMによる各精神障害の診断基準の抜粋も載っています。


若者に対するラベリングがなぜ起こるのかについて考察した著書です。


「若者」を社会的な問題としてマクロな視点で視ていても問題解決には程遠く、個別の問題に対応するようにミクロな視点でみていくしかないようです。


なぜなら「ひきこもり」や「不登校」はさまざまな原因があり、その見方を個人の問題にそのまま当てはまることはできないからです。


マクロな視点で問題を広く大衆にわかり易く伝え、社会に訴えかけ(国家、地域レベルの問題として取り組んだりす)ることも大切だが、そのような社会的な問題の解決には個別具体的な取り組みも重要だと思わされました。



思春期ポストモダン―成熟はいかにして可能か (幻冬舎新書)

思春期ポストモダン―成熟はいかにして可能か (幻冬舎新書)