本日読了[343冊目]蘭千尋・古城和敬(編)『対人行動学研究シリーズ2 教師と教育集団の心理』☆☆

一番気に入ったことば「教師の期待効果」


この本は、教育社会心理学、とりわけ学校の先生のために書かれた本です。


「学級集団心理学」という講義のテキストとして用いているものです。


この講義もテキストも教師向けなので、かなりアウェーな感じで講義を聞いてます。


教師期待効果は、ピグマリオン効果ともよばれます。


教師が無意識のうちにもつ児童・生徒に対する期待が影響し、児童・生徒の能力を向上させるというものです。


反対に、教師が期待しないことによって、児童・生徒の能力が低下することをゴーレム効果といいます。


このような効果は実験的に示されていて、追試もかなり行われているので、かなり強い影響力があると思います。


ピグマリオン効果から、教師は自分がどのような期待をもっているか、あるいはどのような評価基準を重視しているか


そして自分とうまが合う児童・生徒はそれらの基準によって(無意識的に)選んでいることに気付いておくべきだと思います。


それらに気付くための一つの手段として、教師用RCRTというテストがあります。


僕は教師にならないので無用のものですが、是非教師として仕事をする人には無意識的な期待を認識するために利用していただきたいと思います。



教師と教育集団の心理 (対人行動学研究シリーズ)

教師と教育集団の心理 (対人行動学研究シリーズ)