一番気に入ったことば「Let's watch the TV tonight.」
上記の例文は、直訳すると「今夜はテレビでも観よう」になるのでは。
…でもネイティブ的には「今夜はテレビの装置を見て楽しもう」です。
正確には「Let's watch TV tonight.」。ニュアンスの違い、わかりますか?
日本人の苦手な冠詞のニュアンスや、助動詞を過去形にすることによる丁寧表現、逆に丁寧過ぎる表現について面白おかしい訳が満載ですwww
他に面白いものとして「Jam and Margarine Sand(ジャムとマーガリンのサンドウィッチと言ったつもり)」、これは「ジャムとマーガリンの砂」www
正確には Jam and Margarine Sandwich. サンドでサンドウィッチと通じるのは日本だけ。
この本は三部構成で、第一部は微妙な単語の違いによるニュアンスの違い。第二部はよく同じ意味で訳される二つの単語のニュアンスの違い。第三部は日本で実際に見つけた看板にあったおかしな言葉やカタカナ英語。
第二部の「listen」と「hear」や「store」と「shop」の違いなんかは中学高校なんかで習った人もいるのでは。でも意外と知らないものも載っていました。
この本の前著であるSELECT(1)では本屋で立ち読みをして思わず爆笑してしまいました(その後購入しました)。SELECT2は中笑いといったところかな。
勉強になるというよりは教科書的な直訳がいかに間違っているかを笑う本だと思います。
ちなみに外国人慣れしているネイティブなら、多少ニュアンスが間違っていても「あー、はいはい、それってこういう意味ね」と暗黙の了解として意味を汲み取ってくれます(経験済み)。そういう意味では大学や日本で英語を教えている英会話講師が教えてくれないこともあるのです。
英語で会話…流暢にできるようになりたいな(願望)
その英語、ネイティブにはこう聞こえますSELECT 2 (2)
- 作者: David A.Thayne,小池信孝
- 出版社/メーカー: 主婦の友社
- 発売日: 2008/11/29
- メディア: 文庫
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