一番気に入ったことば「徹底的行動主義」
私自身行動分析学を基盤とし、障害を抱える子の療育や保護者支援の専門家として活動しています。そしてスキナーの徹底的行動主義を信奉しています。
ただし、科学がそうであるように、常に行動分析学の理論や徹底的行動主義、あるいは自らの正しさに対しても常に批判的な視点を失わないようにしています。
さて、この本は行動理論に基づく機能分析を心理面接、カウンセリングやセラピーの中で使う方法について解説しています。
行動変容の為の機能分析は仕事上常に行っていますが、心理面接にも適用できることに目からウロコでした。
機能分析の方法論は理解していますが、心理面接の中で使用するには思考ロジック自体変容しないと難しいなと思いました。
自らの心理面接の技法の幅を広げる為に機能分析心理療法の思考ロジックも取り入れていきたいと思います。