昨日読了[430冊目]李敏子『ファーストステップ心理的援助』☆☆☆

一番気にいったことば「先のことを心配するよりも今できる最善のことを積み重ねていく」


心理的援助でも特に子どもの心理的援助を主として記述されています。


勉強不足感のある反応性愛着障害についてまとめておきます。


この本ではDSM-Ⅳに則し、①脱抑制型と②抑制型に分類しています。


①は、通常であれば親しみを感じる人に愛着を選択的に形成するものですが、その能力が著しく欠如していて、例えば初対面でも警戒することなく、親しい関係のような付き合い方をしてしまう。…故に他者との適切な関係性を形成しにくかったり、それに失敗しやすい。

②は、逆に非常に警戒心が強く、対人関係への無関心や回避を示し、他者と親密な関係を形成することに困難さを抱える。


DSM−5では、これらはトラウマとストレスに関連する障害とされています。

これらは不適切な養育、特に虐待の経験によって形成され、その社会性やコミュニケーションの障害がADHD自閉症スペクトラム障害と類似しており、混同されやすいことが指摘されています。

この本では問題を示す子どもへの対応として、心構え程度のことしか書かれていません。


一つ一つの具体的な問題解決は困難なことが多いですが、僕なら機能分析と行動療法に基づく対応方法を用いて子どもたちの幸福に貢献したいと思います。