たいやきさんは本を読む

臨床心理士・公認心理師の読書ブログ

(554冊目)D・シルヴァ、M・トーナー(著)、辻井正次、鈴木勝昭(監訳)『ADHD支援ガイドブック』☆☆☆☆

一番気に入ったことば「子どもとの強い結びつきを作りましょう」

 

この本の正式名称は、『子どもが楽しく元気になるための、ADHD支援ガイドブック、親と教師が知っておきたい9つのヒント』です。

 

私の事業所にもADHDの症状を呈する子がいます。

 

この本は、「親と教師」向けですが、私自身親や教師にアドバイスすることもあるので、この本を参考にしたいと思い読みました。

 

内容については、ADHDの子の支援に関して総合的にまとめられています。

 

本にも書いてありますが、現在ADHDに関する書籍やネットの記事で情報が沢山手に入りますが、それらは玉石混交で、ちょっと???な情報を私も目にしたことがあります。

 

この本はそのような情報に惑わされぬよう、あるいは誤った俗説を払拭できるよう、科学的な視点から記述されています。

 

勿論ADHDの子を持つ親や、対応に悩む教師の方にもお勧めです。