一番気に入ったことば「親面接では、アセスメントとカウンセリングの両方の視点を意識しながら進めていくことが大切です」
上記の「ことば」に含め、(勿論保護者との関係性やニーズに配慮しながら)アドバイスしていくことも私達専門家に求められます。これは各人が担う職務(放デイ・専門の相談室、行政等)によって異なりますが、保護者自身の悩み相談に対して、情報的サポートをするのか、情緒的サポートをするのか、評価的サポートをするのかを、やり取りの中で判断していく必要があります。因みに道具的サポートをすることはあまりないと思います。
私は幼児・児童の親面接を専門家として行ってきましたが、基盤として心理面接の知識・技術を用いて行ってきました。
この本は発達障害を抱える子の保護者の面接に主眼を置いているとのことで、復習も兼ねて読みました。
殆どは既知のことであり、私自身実践で行っていることを再確認する内容でしたが、それでも改めて自分を振り返ったり、感覚で行っているように思えることを知的に再確認するために役立ちました。
勿論、うまくいかなかった事例や考察が足りなかったと反省する事例もあるので、今後更に確認したことを元に研鑽を積んでいきたいと思っています。
また、現在放デイ・児発の保護者支援の指導・研修も行っているので役立てていきたいと思っています。