たいやきさんは本を読む

臨床心理士・公認心理師の読書ブログ

読了[489冊目]宮井研治(編)『子ども・家族支援に役立つ面接の技とコツ』☆☆☆

一番気に入ったことば「具体的な名前や内容を告げるとかの配慮が提唱されています。(中略)これらは特別な配慮というよりはより丁寧なコミュニケーションの提案です。」

 

この本のは主に児童相談所やその周辺施設、多くは行政の児童支援に関わる心理士による保護者への対応について各人の経験と配慮が記述されています。

 

それ以外の施設や業種に携わる心理士は自分の仕事の状況に当てはめて読み替える必要があると思いますが、ある場面における保護者に対しての対応方法をシミュレーションしたり、異なる領域の1つのケースとして捉えるには良いかもしれません。

 

つまり、家族・子どもの支援に役立つかどうかは、読者の職場環境や読解力などにより異なると思います。

 

 

子ども・家族支援に役立つ面接の技とコツ 〈仕掛ける・さぐる・引き出す・支える・紡ぐ〉児童福祉臨床

子ども・家族支援に役立つ面接の技とコツ 〈仕掛ける・さぐる・引き出す・支える・紡ぐ〉児童福祉臨床