一番気に入ったことば「オキシトシンが(中略)仕事に行くとその供給が途切れてしまう」
この本は、表面上は人々の関心・興味に対して甘言を与えるようなキャッチーな題名、帯の言葉が目立ちますが
実際中身を読むと、研究成果に基づいて常識や通説、俗説にメスを入れようとする良書だと思いました。
もちろん、人々の歓心をかうために上手に構成(研究の取捨選択)されている感もあるし、研究結果から考察されることはまだまだ検証の余地があるのでは?と思うところもありましたが、
それでも(一般レベルでは)この本で主張されていることが現在の科学的な研究の結果事実と認めざるを得ないと思いました。
科学は信じることではなく、批判の元に成り立つものです。
- 作者: 橘玲
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2016/04/15
- メディア: 新書
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