[448冊目(再読)]斎藤環『ひきこもり救出マニュアル 理論編』☆☆☆☆

いちばん気に言ったことば「強い引け目、挫折感、劣等感などがあり、内心には深い葛藤を抱えていることがほとんどです。」

ひきこもり状態になっている本人は、他者から無為徒食、自由奔放、挙棋不定、橋木死灰、座食逸飽、だとみられていても、心の中では自らの弱さに辟易し、かつそれをなんとか紛らわそうと葛藤しているのです。


私自身、ひきこもり状態を数年間経験したからわかります。


この本では、そのようなひきこもり状態の子をもつ家族に対して、
著者のひきこもり問題への対応経験から、Q&A方式で答える形式です。


ひきこもり状態にある本人に対しても、(もしこの本のもくじに興味が持てれば)自分の状態がどういうものか、
あるいはどうやって抜け出せばいいのかのヒントになるかもしれません。


著者の多様な経験と知識から、一般的に生起するであろう様々なひきこもりに対する疑問に応答しています。


「ひきこもり」という問題に対して援助する立場の人や、当事者、その家族に読んでもらって損はないと思われます。