昨日読了[426冊目]斉藤環『「ひきこもり」救出マニュアル(理論編)』☆☆☆☆

一番気にいったことば「親御さんが正論を言うことは、現実を直視させることとは無関係です。」


ひきこもりケースの心理的援助に興味をもって読んでみました。


精神科医としてひきこもりケースに長年携わってきた著者のことばは十分に説得力があります。


今やひきこもり状態の方の人口は推定120万人とされています。


一部には本人も、家族も困っていないケースもあると思うのですが、


その多くはひきこもり状態を打破したいと考えている、あるいは理想としているようです。


ただし、そう思っていても「一歩踏み出せない」葛藤状態にいる人が多いのではないでしょうか。


そしてその解決方法も、ただ無理矢理外に出たり、仕事をしたりすることではない。


それは個人によって、不安症、抑うつ症、パーソナリティ障害、発達障害
あるいはモラトリアムやアイデンティティの拡散など、抱えている問題が様々だからです。


著者は、まずは家族が医療を含めた相談機関に相談をすることを勧めています。


僕自身は、やはり本人と繋がるのが一番かなと思ってます。


ネットやメール、あるいはアナログな形での手紙や電話など、利用できるんじゃないかな―と思うのですが


それも簡単ではないようですね。