[94冊目]河合香織『セックスボランティア』☆☆☆☆☆

一番気に入ったことば「キスはしたいけど、セックスはしたいと思いません」


「好きだからセックスしよう」「愛しているからセックスしよう」という普通の人。


「好きだからセックスしたくない」「性欲はある。気持ちいいことしたい」という障害を持った人。


どちらが本当の話だろう?


この本の良いところは障害者の方からの視点だけでなく、セックスボランティアと呼ばれる障害者専用の風俗に従事する人や、障害者の方々の性の介助をする人の視点も書かれているところだ。


単なる覗き見的な面白さだけでなく、この本には生きる人の恋愛と、苦悩や葛藤がある。だから面白い。


セックスボランティア (新潮文庫)

セックスボランティア (新潮文庫)