本日読了[292冊目]河合隼雄・村上春樹『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』☆☆☆

一番気に入ったことば「生きることが大事なんだから」



殺すことによって、つまり自殺や他殺によって癒される人がいたら、その人をどうやって癒し、治療を行うのか。


この本は対談本の割に読みやすいと感じました。それは対談している両者の信念がはっきりしていて、テーマに対する返答の言葉に各人のキャラクターがしっかりと現れているからだと思います。


個々のテーマに対する洞察も鋭く、納得させられる部分や批判したくなる部分のメリハリもよかった。


ま、あくまで河合隼雄村上春樹のファンブックとしてですが。


ただこの本、残念なのが対談の対談文章の下に、河合隼雄村上春樹、編集の個別の主張が挿まれていて、かなり読みにくい。編集者は何を考えてこのような作りにしたのか全くわからない。他に方法があったのではないだろうか。


河合隼雄が、心理療法はドグマを持たない宗教のようなものと言っていたのが、、、印象的でした。


もやもやが増えてしまいました。



村上春樹、河合隼雄に会いにいく (新潮文庫)

村上春樹、河合隼雄に会いにいく (新潮文庫)