一番気に入ったことば「非言語的ワーキングメモリー/言語的ワーキングメモリー」
この本は発達心理学でも、とりわけ認知の発達についての諸研究について書かれた本です。
知覚、コミュニケーション、意図理解、表象機能、自己イメージ、心の理解、そして自閉症児や発達障害等についての基礎的事項が学べます。
また、素朴理論の発達や時間概念、数概念、文字、絵、子どもとテレビの関係など、認知能力を幅広く扱っています。
入門としてはとてもわかり易くまとめられていると思います。
著者によっては、事例研究の記述が多くて微妙なのもありましたが、その分野では事例研究が多いのかなととも思いました。
もしかしたら実験的手法でアプローチするチャンスが豊富な分野かも?
- 作者: 加藤義信
- 出版社/メーカー: ひとなる書房
- 発売日: 2008/06/01
- メディア: 単行本
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