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臨床心理士・公認心理師の読書ブログ

今日の心理学用語10「海馬」

海馬 (hippocampus)



「断面の形がタツノオトシゴに似ることが名前の由来。

大脳半球(右脳と左脳)の外側を構成する大脳皮質の古皮質に属する。大脳皮質のうちでは脳の発生的に古いほうで、細胞構築は単純かつ規則的である。

大脳新皮質の内側にある大脳辺縁系としての情動、特に不安の反応に関係し、また短期記憶の働きに関係する。この海馬、または側頭葉が破壊されると新しい記憶ができなくなることが知られている。」



昨日テレビで見ていて、超記憶症候群という記憶したことを忘れない人の話があった。その人は海馬が常人より大きいそうだ。


逆に事故で脳に障害が起こり、海馬が委縮して新しい記憶ができない人もでていた。


もしかしたら海馬の大きさという身体的な差が記憶という能力の差に影響するのでは?と思ってしまった。


もちろん記憶術という記憶の技術や性格なども関係するため常人ならその差を一義的な理由に当てはめることはできないのだろうけど。