(ここから1月読了分)[78冊目]安藤寿康『心はどのように遺伝するか 双生児が語る新しい遺伝観』☆☆☆☆

一番気に入ったことば「遺伝的多様性」


人間行動遺伝学について双子の研究を中心に据え、様々な論点からアピールしている。


身体的な遺伝が環境の影響を受けているように、心の遺伝も環境の影響を受ける。


心は目に見えないため、知能指数とか、行動とか、趣味嗜好とか、ある枠組みを決めてその範囲で測るしかない。


そしてまたそれは幅と誤差をもつものである。


この本は心は遺伝か環境かといったものではないし、突拍子もない話をしているわけでもない。


現在の行動遺伝学がどのような視点で研究されているのかを知るにはよいだろう。


心はどのように遺伝するか―双生児が語る新しい遺伝観 (ブルーバックス)

心はどのように遺伝するか―双生児が語る新しい遺伝観 (ブルーバックス)