一番気に入ったことば「ブルース効果」
この本の前半はドーキンスの『利己的な遺伝子』に対する批判を主軸に構成されていますが、どうも木を見て森を見ず、というか、内容を取り違えているように思えました。
補論についても、文学や宗教観から論理性に欠ける話の展開に、結局自我の起源は曖昧模糊としたものに裏付けられていると言っているようにも感じます。
多くの動物行動学についての知識は興味深く、面白いのに、方向性を見誤っているような…。
僕が求めていた内容とは離れていたようです。
- 作者: 真木悠介
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2008/11/14
- メディア: 文庫
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