本日読了[265冊目]我孫子武丸『0の殺人』☆☆☆☆

一番気に入ったことば「予測できない不運は困る」



読者へのヒント?


終幕までに速水兄弟の推理によって大体予測がつくようになってます。いや、逆に混乱させられるかも。


終幕前に殺人者も手口も作品の構成もほとんど予測できました(推理ではない)。


作者があとがきで「スカッとさわやか某炭酸飲料のようなミステリです」と述べているように、あっさりめのミステリーです。


物語中の血なまぐささやドロドロした人間模様や緊張感を期待する人にはお勧めできません。


しかし物語から一歩引いたところにある、作者の仕掛けた構成の罠に目を向けてみたい人には丁度良いかもしれません。



0の殺人 (講談社文庫)

0の殺人 (講談社文庫)