一番気に入ったことば「周囲の人からみてちょっと奇異にうつるかもしれませんが、その子なりに楽しみをもっていることは大切なことでもあるのです」
応用行動分析の学習、発達障害を抱える子どもの行動問題への対応のための学習として読みました。
非常に読みやすく応用行動分析による行動問題への対応方法を学べるだけでなく、その背景にある著者の(方々の)子どもに対する優しさや倫理観も学べる良書です。
特によかったのは機能分析をする際に「その子が何を考えているのか」「その子の気持ちはどのようなものか」といった、対象者の視点に立ち問題となる行動の意味を考えるところです。
私自身行動問題への対処法を考えるときにはもちろんその子の障害特性や性格を考慮するのですが、忘れないようにしたいのは第一にその子の気持ちや利益に配慮することだと思うのです。
発達障害のある子の「行動問題」解決ケーススタディ―やさしく学べる応用行動分析
- 作者: 小笠原恵
- 出版社/メーカー: 中央法規出版
- 発売日: 2010/04/01
- メディア: 単行本
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