一番気に入ったことば「円環的質問法」
専門家向けです。中でも亀口先生の家族療法を学びたい人向けです。
学会で拝見した亀口先生の個人的な印象ですが、非常に博識で経験豊富な臨床家であり、同業の者からカリスマ性を感じるに値する言葉と態度が見られました。
この本はそんな印象を受ける以前に、私自身が家族療法の知識や技法を学ぶために購入し、最近改めて通読したものです。
臨床心理士はクライエント「個人」に注目しがち(特に医療分野では)ですが、個人を取り巻く家族等の他者に視線を向けることは大切です。
ただし、クライエント以外の家族(や取り巻く人)に介入が難しいという問題もありますが。
家族療法を行うかは別として、仕事をしていて思うのは、福祉分野では家族システム論を理解した上で個人を見る視点が大切だと思います。
家族粘土法や上記の質問法、家族イメージ法等、すぐに取り入れたい技法についても学べます。
子どもの支援のために役立てていきたいと思います。
- 作者: 亀口憲治
- 出版社/メーカー: 駿河台出版社
- 発売日: 2003/11/01
- メディア: 単行本
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