一番気にいったことば「恨みをもつことは人生の目標が明確で、生きている意味を探さなくてすむということになります。」
このことばは、理由なき恨みを抱き続ける人について、
恨みを発散させる方法としての行動に対し、興奮を求め、それを生きがいにするという考えに基づくものです。
なるほどと思ったので。
著者の考えは脳の報酬系に基づく行動形成についてということだと思うのですが、
その考え自体は僕も同感です。
この本は基本一般向けの、PTSD(外傷後ストレス障害)や嗜癖(中毒・依存症)などに悩む人向けです。
著者は精神科医なので、脳神経科学を基盤とし、薬物療法を勧めているようです。
まぁそれもいいのですが、僕は心理やさんなので、薬物療法と並行して認知行動療法を強くお勧めしときます(*^。^*)
- 作者: 岡野憲一郎
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 2006/10
- メディア: 単行本
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