一番気に入ったことば「間違うことが大切なのだ」
家庭教師の仕事用に、どうすれば学習の動機づけを高められるかと悩んでいてこの本を読んでみました。
勉強嫌いの子どもの動機づけを高められるかは疑問ですが、勉強することに疑問を抱いている子どもに対しては
結構興味深い読み物ではないでしょうか。
この本の優れているところは、心理学の知見を踏まえつつ、ものすごくわかり易く学ぶこと、勉強することの意味について
語っているところです。
心理学を専攻している僕としては、わかりやすいことばの端々に、著者の心理学を基盤とした深い知見が感じられます。
同時に、難しいことをわかり易く言えるのは、本当に頭のいい人じゃないとできない。
巻末の「心理学ジュニアライブラリ」のコンセプトについても共感を得ました。
このような本が普及し、そして心理学に対するただしい理解が普及していくことを期待しています。
じょうずな勉強法: こうすれば好きになる (心理学ジュニアライブラリ01)
- 作者: 麻柄啓一
- 出版社/メーカー: 北大路書房
- 発売日: 2002/11/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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