一番気に入ったことば「主観によって左右されない客観的世界を取り扱っている」
修士論文の構想発表会に向けて準備をしています。
あらためて論文の読み方、まとめ方について学ぼうと思って読んでみました。
しかしこの本は心理学の論文を執筆するのに必要なことについてほんの少ししか触れていません。
主に扱っているのは文献研究なのですが、心理学研究では、実験研究や調査研究が主だと思います。
故に「心理学を学ぶ人のために」と銘打っているはずなのに、特に心理学に特化した作りともお燃えませんでした。
さらにこの本には卒業論文を執筆しようとする学生と教員の対話が入ってきますが、学生のレベル設定が低すぎな気がします。
著者の中での「最近の学生の代表」なのでしょうか。うーん。
心理学の学術論文を書くためのテキストには他にもっと良いものがあるので、そちらをお勧めします
- 作者: 三井宏隆
- 出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会
- 発売日: 2010/02
- メディア: 単行本
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