一番気に入ったことば「統計学の役割は決定論的世界観の打破にある。」
「わかりやすい」や「よくわかる」と銘打った本には少なくとも3種類あるように思います。
一つ目は、難しいことを省略、あるいは簡略化する。二つ目は、難しいことを言い換える。三つ目は、解り難いことをより詳しく説明する。
この本は一つ目の解り易さを目指して書かれた本のように思います。
全体的に統計に最低限必要な知識を簡単に説明して、あとは例題や各項目末尾にある問題を解くことで理解しましょうという形式をとっています。
ちなみに問題は一部しか解いてません。今後時間があるときにやってみたいと思います。
第一部の「統計の考え方」は良かったです。
統計学全般についての基礎的な本なので、今の僕にはあまり必要のない本でした。
もう少し詳しい心理統計の本にあたってみようと思います。
- 作者: 松原望
- 出版社/メーカー: 丸善
- 発売日: 2009/01/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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