一番気に入ったことば「「心理統計」って何? 単純に言えば、人の心や気持ちを数値で表そうという学問です。」
久しぶりの更新。教科書と辞書以外の本を読まない日々…
この本ほど心理統計の基本について簡単に説明している本は無いのでしょう。
心理統計に初めて触れる人はもちろん、統計が苦手という人にも一度目を通してもらいたいと思います。
統計の本は、心理統計に限っても沢山の本があり、基礎的なものから背景とする数学的理論を説明した詳しいものまで様々です。
統計用語がわからず、辞書を引いても「???」となることの多い僕には、かなり噛み砕いた説明がされているこの本がためになりました。
もちろん、この本を読む前に半分以上の用語について知っていましたが、それでも曖昧な知識や記述問題への対策として役に立ったように思います。
統計用語ごとに説明ページを割いていて、身近なことに当てはめて考える文章があり、心理統計でそれをどのように使うかまで簡単に記載してあるので、イメージしやすい。また、文章も柔らかく、全然読むのにストレスを感じない。
もちろん、しっかりと統計を学ぶためにはこの本だけでは不十分です。あくまで入門のための入門書です。<補足:最近勉強してて思うこと。テキストの誤字>
他の本にもままあるのですが、この本、第2版にも関わらず誤字があるのはいかがなものか。学習するための教科書として信頼性が疑われてしまいます。
編集者にもっと頑張ってもらいたいところです。
- 作者: 野林靖夫,進研アカデミーグラデュエート大学部
- 出版社/メーカー: オクムラ書店
- 発売日: 2005/11
- メディア: 単行本
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