本日読了[303冊目]湯汲英史編著『発達障害のある子どもと話す27のポイント』☆☆☆☆

一番気に入ったことば「言えることばの数と理解力は一致しない」



英語などの外国語を学んでいると、読めることばと書けることば、話せることばと聞き取れることばの能力はまったく異なるということがわかります。


自閉症スペクトラム障害(ASD)の子と出会うと、相手の気持ちを理解するのも、こちらの言いたいことを理解してもらうことも手さぐりで(それもまた面白いのですが)もっとコミュニケーションがうまくいく方法は何かないものかと、この本を手に取ってみました。


特に家庭教師先で、選択性緘黙かなと思われる子とは、挨拶も返ってこないし、一日にひとこと話せればいいかなというくらいで、毎回寂しい思いをしています(T_T)


その子の場合、家族や友人とは元気すぎるくらいコミュニケーションをとるみたいだし、国語問題の解答なんかを見ていても、内言の世界の広さを感じることがあります。


ASDの子が理解する言葉の世界は、私たちが当たり前に理解している世界とかなり異なると思います。それ故にコミュニケーションの齟齬が生じます。しかしその世界を探るのは実に興味深い。


この本で示している方法も、なかなか理解して実践するのには骨が折れそうですが、取り入れられそうなところから実践していきたいと思います。




発達障害のある子どもと話す27のポイント―わかりたい気持ちを高めるために (SUPPORT BOOK)

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