本日読了[270冊目]我孫子武丸『8の殺人』☆☆☆☆☆

一番気に入ったことば「これからわたしが行おうとしている犯罪が、ひとつの”作品”であるのは確かだった。」



ゲーム、「真・かまいたちの夜」と並行して、「かまいたちの夜」をやっていた当時を回顧するために我孫子武丸作品を読みました。


『0の殺人』に比べて、速水兄弟は皆それぞれの役割を十分に発揮しているように思えました。他の登場人物もキャラが立っていて解り易い。


スタンダードなミステリーとして、トリックと凶器の行方、そして犯人を推理する楽しみを感じながら読めました。


「真・かまいたちの夜」は、「かまいたちの夜」ではおまけだったユーモラスな物語ばかりで、緊張感がまったくなくなってしまい残念でした。


かまいたちの夜」では主要な3シナリオ、特にミステリー篇において、自分の命が狙われているという緊張感や、誰が犯人かわからないで疑心暗鬼になる不安感が秀逸でした。


ミステリー+サスペンスな作品が読みたいなぁ。





新装版 8の殺人 (講談社文庫)

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