一番気に入ったことば「パルマコン」
パルマコンの非決定性は既存の論理条項を問い直すものです。
哲学は主張ではなく問いであるとするなら、この方略は利用できる。そんなふうに思いました。
しかしその非決定性に不快感を抱く人もいるわけで、デリダは哲学者ではなく文学者であると揶揄する人もいるらしいです。
ところでこの前「脱構築」をテーマにレポートを書きました。
その講義では数人の書いたレポートが受講者全員に晒され、先生との質疑応答の時間が設けられます。
そこで文献の読み込み不足と考察の甘さが露呈してしまいました。
僕の題材はフロイトのエロスとタナトス(独語でLebenstriebとTodestrieb)についてだったのですが、もっと身近なテーマでやっていたレポートが多かったなぁ。
文系と理系とかやればよかったなぁ。
今の僕は理系に憧れる文系人ですが、小、中学校では算数と数学の成績が高く、社会より理科が好きでした。
もしまともな学校生活に従事していたら、読書好きな理系の人になっていたかもしれません。
- 作者: 高橋哲哉
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