本日読了[261冊目]大渕憲一『攻撃と暴力』☆☆☆☆☆

一番気に入ったことば「衝動的攻撃と戦略的攻撃」



人間の攻撃性についてよくまとまっています。


最近フロイトタナトス論、つまり死の欲動について考察することがあり、人間の攻撃性を学ぶために読みました。


人間の攻撃性が衝動や本能といったものから現れるといった論は、現代ではその一側面を説明するにとどまっています。



僕は攻撃的な性格じゃあないし、そのような言葉も嫌いですが、やはりストレスや怒りと共に口論したり、破壊的な行為に及ぶこともあります。(ここ数年は殆どないと思いますが)それは衝動的な攻撃です。


最近は他者の自尊心の所在を確かめたり、批判的発言によって論旨を確かめたりすることの方が多いです。こういうのは戦略的攻撃ですね。


人間の攻撃性は問題解決に役立つこともあります。悪い面ばかりが目立ちますが、人間に無くてはならない性質の一つでもあります。




攻撃と暴力―なぜ人は傷つけるのか (丸善ライブラリー)

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