一番気に入ったことば「ライト・トーナス値」
色に関する雑多な知識が載っています。
実験による客観的事実から主観的通説までなんでもありです。
上記のライト・トーナス値とは、光や色彩によって筋肉が緊張、弛緩する現象を、脳波や汗の分泌量から測定した値らしいです。
色も物質も、脳も全て振動しているらしいです。
最後の5章では心も身体も振動であると心身一元論を唱え、テレパシーの話も出てきます。これはちょっと蛇足と思われて残念です。この話のせいで全体の論が緩んでしまいました。
- 作者: 野村順一
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/07
- メディア: 文庫
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