光背効果(Halo effect)
「後光効果、ハロー効果とも言われる。
他者がある側面で望ましい、あるいは望ましくない特徴があると、その評価をその人物の全体的評価にまで広げてしまう傾向。 たとえば、教師が、成績の良い生徒を性格や行動も良いものと評価してしまう。逆に成績の悪い生徒をあらゆる面で問題があるかのように評価してしまう傾向。
これは認知の歪みの一つとされる。評価者はこのような傾向があることに十分な注意が必要である。」
この効果を逆に利用すると、他者に主張できる魅力が一点あれば、全体評価を高くすることができるともいえます。もちろん対象とする当該人物が特に重要視する点を見極めなければなりませんが。
人は知覚でも認識でも入手する情報を全て処理しているわけではなく、能力を節約するため無意識に重要な部分を選択しています。このような節約機能が光背効果やステレオタイプといった認知の偏りを生起すると思われます。