本日読了[218冊目]ピーター・バーガー+トーマス・ルックマン/山口節郎訳『知識社会学論考 現実の社会的構成』☆☆☆☆

一番気に入ったことば「ことばがもつ超越性と統合力」



これまで社会学は自分の主観的な問題意識から遠いところにあるように思っていました。それゆえにあまり面白さを感じなかったわけですが(;一_一)


この本と、ルソー『社会契約論』を読んでみて思ったことは、自分が個人であると同時に現実の中にある市民や人間、民衆や国民といった集団的自我を客観的自己として主観的自己の中に内在化するという観点を持つことの重要性です。


社会の多くは物体や事実といった経験可能な実体概念以外の、観念や性質といった意味概念によって構成されています。


制度や役割といったものがそういうものの代表であり、それらは客観的世界を秩序立てて構成しているといえます。


相対的であることや相互的関係性といった不特定の目に見えない概念が社会を支配していることに気付かせてくれる良書です。



現実の社会的構成―知識社会学論考

現実の社会的構成―知識社会学論考