たいやきさんは本を読む

臨床心理士・公認心理師の読書ブログ

本日読了[210冊目]石口彰『キーワード心理学シリーズ1 視覚』☆☆☆☆

一番気に入ったことば「ストループ効果」



私たちは外界の情報を目や耳などの受容器で受けとる際に、必要な情報と不必要な情報を選択的に処理しようとします。


簡単に言うと「注意」のことです。


一方で自動的に外界の情報を選択的に処理していたりもします。


ある情報に対して意識を向けるときにも、無意識的で自動的に処理している情報に影響されることがこのストループ効果からわかっています。


この本は視覚心理学の話題を30のキーワードで説明しています。


詳しい内容は他の本に譲るとして、視覚心理学の重要な用語がわかり易く説明されているので、視覚心理学の入門書として最適です。



視覚 (キーワード心理学シリーズ1巻)

視覚 (キーワード心理学シリーズ1巻)