一番気に入ったことば「弁証法的対話」
「個性」という幻想。
著者は、他者が作り上げた価値観と自分の本質的な価値観との間に葛藤を覚えることに病理や生きにくさを見出します。
そのうえで自分を愛することや自分らしく生きることを推奨します。
全体的に解り易く、「普通がいい」という価値観に翻弄されている人にとってはなるほどと思うような言葉も多々あるのではないでしょうか。
僕自身は「普通がいい」ということにあまり価値を感じてないせいか、部分的には納得いかないところや、もっと熟慮すべきところもあるように感じました。
青年期以降の悩みは、社会で生きる人間として、つまり自分と他者との関係性の中に感じるものが殆どです。
「普通がいい」という病~「自分を取りもどす」10講 (講談社現代新書)
- 作者: 泉谷閑示
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/10/21
- メディア: 新書
- 購入: 19人 クリック: 476回
- この商品を含むブログ (62件) を見る