一番気に入ったことば「クーリッジ効果」
ある日、アメリカ第30代大統領であるカルビン・クーリッジ夫妻は養鶏場に視察に行きました。
先に鶏小屋にきた大統領夫人は案内係の人に尋ねました。「この雄鶏たちは1日に何回雌鶏と交尾をするのでしょう?」
案内係は答えました。「何十回もです。」
夫人は「その話をうちの主人にもしてください。」と言い残して去って行きました。
その後、案内係が鶏小屋に来た大統領にその話をしました。すると大統領は「その雄鶏たちはいつも同じ相手と交尾するのかね?」
と聞き返しました。
すると案内係は「いえ、毎回違う雌鶏とです。」と答えました。
大統領は言いました。「じゃあ、そのことを妻に伝えてくれたまえ。」
…クーリッジ効果の名前の由来は上記のような逸話からきているそうです。
学習した刺激は刺激特定性のもとに馴化が起こるようです。
この本は今期の講義「学習心理学」の学習のために読みました。
他のレポート群に追われ学習心理学の学習不足は否めない。テストはほぼ一夜漬け。自分的には30〜50%程度の達成率といったところかなぁ。
基本的に教科書として作られているので平易な読み物ではありません。学習心理学を学ぶ人にとってはこの領域の知識を総括して学べるのでお勧めです。
内容としては古典的条件付けとオペラント条件付けがほとんどなので、それ以外の記憶や社会的学習などについて学びたい人には別な本がよいかもしれません。
学習の心理―行動のメカニズムを探る (コンパクト新心理学ライブラリ)
- 作者: 実森正子,中島定彦
- 出版社/メーカー: サイエンス社
- 発売日: 2000/06/01
- メディア: 単行本
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