たいやきさんは本を読む

臨床心理士・公認心理師の読書ブログ

みらいへのものろーぐ

今本気で将来の指針を立てたいと思っています。


ひとつは就職を目指すか、大学院を目指すか。


もうひとつは大学院なら人文の実験心理学か、教育の臨床心理学か。


このような悩みを誰に相談すべきか悩んでいるのです。


おそらく就職選択は一番安全で、僕の人生に余裕と幸福を与えてくれる道。


大学院はモラトリアム期間の延長という希望もありますが、やはり学問にもう少し携わっていきたい。そこにはわくわくする魅力があります。


人文の実験心理学は最高に僕の興味に答えてくれる気がします。最近の心理学は脳科学にその領域を侵されていますが、僕は哲学的な素地をもった人文の心理学には科学と人文学の橋渡しをする力があるように思います。


臨床心理学は大学入学当初の目標だったのですが…僕の大学の人文心理学科の先生方は皆、臨床分野には懐疑的で…僕も最近はちょっと引いた目線で見ているのが事実です。僕自身が得た特質としていじめやひきこもりの経験を社会に活かせればと思っていたのですが、この道は人を助けたいという自分にはおこがましい(それは他者を卑下したいという願望かもしれない)という葛藤との戦いと、分野としては無知な(周辺分野ではありますが)学問への挑戦を余儀なくされる棘の道です。


大学の先生に相談するのが一番なのだろうけど、この人に相談するとこの答えが返ってくると推測できるのは相談する必要が無いってことだよね。そんな人しかいないですよ。


まぁ色々な人に相談してみて、統合するのが正解かな。


ちなみに大学院に行くという意味でもう一つだけ雀の涙ほどの希望があります。哲学科です。一番無意味で、向いている(らしい)方向。


昔某ゲーム雑誌に「あなたゲームをやめますか、それとも人をやめますか」というキャッチフレーズのコラムがありました。哲学を本気でやるなら人生やめなきゃいけない気がしますw