一番気に入ったことば「テロメア」
テロメアは一本の染色体の両末端にあり、細胞分裂ごと、つまり染色体の複製ごとに少しずつ短くなっていき、そして最後には細胞の分裂機能が失われるというもの。
細胞の寿命に関係し、生体の寿命の限界を意味しているといわれています。
この本は心理学に関連して遺伝の勉強としようと聴講した講義のための参考書として読みました。
内容は二部構成になっていて、第一部は「細胞遺伝」、第二部は「分子遺伝」となっています。
講義の内容は分子遺伝学における機能的な話ばかりであまり僕の役にはたたないかもです(^_^;)
というかその講義はツマラナイといったほうが正解かな。作業的に知識の披露をしているだけの先生の講義はツマラナイ。
しかし遺伝学そのものは面白いと思います。
この本には大学での遺伝学の基礎知識はもちろん、生物における形質の発現や、染色体異常による病気、遺伝子組み換えやDNA鑑定の仕組みなどといった興味深い内容が載っています。また、見開き右ページには常にイラストや図表があるので解り易いです。
遺伝についてはもっと学びたいと思っています。
- 作者: 田中一朗
- 出版社/メーカー: サイエンス社
- 発売日: 1999/05/01
- メディア: 単行本
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